脊柱管狭窄症は手術しかない?
脊柱管狭窄症はあきらめるしかない?
脊柱管狭窄症ってご存知でしょうか?加齢によって背骨の内側がだんだん狭くなり、神経の圧迫が起こるとされている症状です。歩いていると足にだんだん痛みが出てきてつらくなり、前かがみになったり座ったりして休むと痛みが消えてまた歩けるようになる、というものです。基本的には手術をすすめられることが多いようです。ただ、困ったことに手術をしても必ず治るかどうかわからないのが脊柱管狭窄症です。手術をしたけれど症状が変わらなかったとか、しびれが残ったという話は割とよく聞くのです。なので、みなさん手術をするべきなのか悩んでしまうのが脊柱管狭窄症なのです。

本当は誰でも狭窄している
背骨って実は誰でも老化していきます。考えてみれば当たり前ですよね。誰でも髪は白くなったり薄くなったりするし、肌にはしわが増えていくのに、背骨だけ若いころのままのはずがないのです。背骨はふだん目に見えないものだから気付かないだけなのです。ですから、背骨の中は誰でも狭窄して狭くなっていくのです。でも、特に症状が出ることなく狭窄のことなど何も知らずに人生を過ごす人もたくさんいるのです。ではなぜ脊柱管狭窄症の症状が出るのでしょうか?
原因は狭窄ではないかもしれない
それは脊柱管狭窄症の原因が狭窄による圧迫とは限らず、腰のまわりの筋肉が劣化して(石灰化といいます)固くなったために足の血流が悪くなっているからなのです。もし本当に脊髄の圧迫があるのなら、痛みではなく排泄障害などのマヒが起こるのではないでしょうか。痛みやしびれの場合は狭窄による圧迫ではなく、筋肉や関節の問題である可能性が大きいのです。特に片側だけの足に症状が出ている場合はまず狭窄による圧迫ではないと考えられます。

